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なんなんだ、この下痢は [薬剤師のつぶやき]

朝一番のがどうもゆるいなぁとは思ってたが、職場でまた下し、その後は次男に効果絶大な漢方を服用したにもかかわらず、腹を抱えてうずくまるような状態に陥った。折りしも先週末に事務員さんが胃腸炎で苦しみ丸二日休んだということもあり、すわ感染かという話に。こちらもこちらで、仕事にはならないし雨の日で患者も少なく暇だから私一人欠けたところで特に支障はないと判断。正午で早退させてもらった。

帰宅後下痢に効きそうな薬をありったけぶち込み、食べられるだけ食べて横になった。これでまた食べたものを下すようなら医者に行くしかない。万が一下痢状態になっても、自宅であればすぐトイレに駆け込める。とにかく食えなくなったらおしまいだ・・・が持論の母から教わった療養術。

横になってるうちに、おなかの調子は徐々に治まってきてそのうち寝てしまった。夕方目が覚めたときには、少し頭痛はするものの胃腸には特に異変を感じない。管理薬剤師に「明日は多分大丈夫です」と連絡入れておいた。

ちょっと疲れがたまってたのかもしれない。今日は早く寝よう。
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お仕事ゲット [薬剤師のつぶやき]

今日履歴書もって社長のところへ面接に行ったらその場でオーケー。
大宮駅近くの調剤薬局で最寄のバス停から我が家の近くまでバス路線がある。
所要時間は三十分少々といったところか。
これで、ここの住まいと馬鹿息子のマンション代払っておつりが来るぞ。
だんながあと一年で帰ってきてくれれば、もっと余裕ができる。
ばんざーい!

それにしても、昨日ハローワークから問い合わせてもらった都内の調剤薬局、ひどかった。
年齢不問で登録してあるくせに、いざ担当者が問い合わせたら「三十代までが希望」だと!
ハローワークのおじさんも、「職歴はほぼ途切れてませんし、年齢もそう高齢じゃありませんし・・・」と粘ってくれてたけど、頑として聞かない。
電話切ったあと、「そんなこと言ってるからいつまでたっても埋まらないんですよ。ただでさえ不足なのに」と言ったら、ハローワーク側も「そうですよねぇ。専門職なんだから引く手あまただってのに」

その点今日訪ねた所は、事前の電話で「年齢制限はありますか?」と問い合わせたら・・・
「お仕事ができれば特に年齢は問いません」
ほらね、これが普通なの。そりゃ、こんな年で独身時代以来ブランクありありなんですぅ・・・だったらちとなんだけど、だんなの転勤にくっついてあちこちうろうろしつつパートで繋いで来たのに、年齢を問われたのはこれが初めてだわ。就職できなくてかえって良かったかもしれないとすら思う。
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デジャブ・薬学レポート絡み [薬剤師のつぶやき]

昨晩10時半頃、塾から帰宅した次男いわく。

次男「あのね、友達のS君が明日○○大学薬学部の推薦入試なんだけど」
私 「うん、それで?」
次男「面接でのお題があってあらかじめ調べて臨むんだ。ところが、どうもあちこち調べてみたけど自信がないってんで、母者に聞いてみて今晩中にメール欲しいと言ってる」
私 「明日だとぉ?!そんなお題は早めに出てるもんだろ?もっと時間のあるうちに言ってくれれば、参考になりそうな本もあったものを・・・」
次男「まあそうなんだけど・・・頼ってきたものをむげには出来ないでしょ。何とかなる?」
私 「ざっとでよければな。調べてる時間なんかねーぞ」
次男「おお、さすがは“やぶざいし(最近、息子は私をこう呼んでいる)”。腐っても鯛だねぇ(^ ^)」

・・・なんか聞き捨てならない称号と言い回しが合計二個も発せられたような気がするけど。時間がないから、粛正は後刻。猛然とキーを打つ間、ふと蘇る大学時代の記憶。

仲良しで近くの学生用アパートに住んでるYチゃんから電話があったのは三年生の秋も終わり頃。時刻は奇しくも今回とほぼ同じ。明日は薬剤学実習レポートの締め切り日で、お題は“処方箋の解析”・・・つまり実物に近い処方箋のサンプルを渡され、それがなんの薬であるか。服用する患者の病気は何かを推測しろというもの。厄介なことに一人一人処方内容が違うので、学友のを丸写しするわけにもいかない。

Y 「あのね、出てる薬はMMと酸化鉄なの」
私 「MMって何それ?」
Y 「うん、私もわからないから薬局方の索引でそれらしいの探したんだ。それでマレイン酸メチルエルゴメトリンじゃないかと」
私 「ああ、麦角アルカロイドね。確かに略したらMMだわな。子宮収縮剤だっけ?」
Y 「そそ。それで酸化鉄は貧血の患者に飲ませたりするから、産後の肥立ちが悪くてなかなか出血が止まらず貧血気味だということで夕方からレポート書いてたの」
私 「うん、立派に筋通るじゃん」
Y 「それがさ、さっきN君(Yちゃんの彼氏。同じ大学の医学部。今は旦那さん)が遊びに来て私の書いてるとこ見てたんだけど・・・」
私 「(お熱くて結構なこって・・・などと若干ひがみつつ)なんか間違ってるって?」
Y 「処方箋の生年月日と性別のとこ指差してさ、これ中年のおっさんだぞって」
私 「あっちゃー、そりゃ何間違ってもお産なんかしないわなぁ」
Y 「ねえ、夜遅くになんだけどお父さんに聞いてもらえないかなぁ。でももう寝てる頃?」
私 「あー、多分大丈夫。元々そんなに早く寝る人じゃないし。ちょっと待ってて」

一旦Yちゃんからの電話を切り単身赴任先の宮崎へ恐る恐る電話をかけてみたら、妙にハイテンションな父の第一声。

父 「おー、どーした。久しぶりだなぁ。ちょうど良かった。今飲み会から帰ったところだよ」

酔っ払ってても薬剤師だから何とかなるだろうと、Yちゃんの話をかいつまんで伝えたところ、

父 「あはははは。それ、マレイン酸メチルエルゴメトリンじゃないよ。マーゲン・ミッテルの略」
私 「ま、まーげん・みってる???」
父 「ドイツ語だよ。マーゲンは胃、ミッテルは物質だったかなぁ。とにかく胃薬って意味だな」
私 「とするとこの処方箋、どう読む?」
父 「簡単だよ。酸化鉄って事は粉の状態だろ。あれは一気に飲むと胃を荒らしやすいから、胃薬一緒につけときますねって事」
私 「つまり、中年おっさんの貧血か」
父 「そうそう。まあ、今は徐放性錠剤が出てるから、酸化鉄なんてちょっと古くさい処方だね。にしても、担当の先生意地悪だなぁ。MMって医療現場じゃよく使う略語だし、今いる病院にもMM1とかMM2とか4種類くらい約束処方があるけど、学生がわかるわけないだろ」
私 「そっかぁ。助かったよ、ありがとねぇ」

Yちゃんに以上の内容を伝達したところ、涙こぼさんばかりに感謝されたのは言うまでもない。なお、私はどんなサンプル処方箋を渡されたやら全く覚えていない。なのに、Yちゃんのは30年近くたった今でも鮮明に記憶している。ちなみに、レポートは二人とも合格だった。

感慨にふけりつつ、キーを打ち続けること1時間弱。完成したものを次男に見せたところ、
次男「あー、大丈夫かなぁ」
私 「何がだよ」
次男「S君の読解力でこれ理解できるかなぁ・・・と」
私 「絵本でも書けってか?この程度のもの理解できないような奴に薬剤師になられては困る!」
次男「そんなにべもないこと言わないでよぉ」
私 「まさかとは思うが、おまえまでわからんなどと言うのではあるまいな???」
次男「いやいや、俺は大丈夫だけど」

というわけで、無事メール送信してミッション完了。せっかく1時間もかけて書いたんで、興味がおありの方は読んでみて下さい。かなり荒削りで、思いつくままに書いてますけど・・・

...続きはこちら(^^)


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ナニを○○するサプリ [薬剤師のつぶやき]

えー、名古屋旅行の件なんですが・・・書いてます、一応。でも長いのでなかなか気力が続きません。なので、例によって小ネタを一つ。

この頃食後の短時間ウォーキングに出ると、そのうち二回くらいは買い物になる。歩きなので、大量の荷物は持てないからだ。よく行くのはスギ薬局とTUTAYAの書籍売り場。前者は日用消耗品&食品なのだが、ここで妙な商品名を発見。

「再起動」

ドラッグストアで再起動? ここでパソコン関連ていったら、せいぜいDVD-RとかCD-R、メモリカード、USBメモリ、コンセント差込口拡張機器くらいだし、それらとは明らかに売り場が違う。なんだろうと思って近寄り、商品上部に掲げられたイラストを確認して「ああ、なるほどね」と納得。それにしてもなかなか斬新な商品名だ。

「再起動」に関する詳細情報はこちら

夜帰宅した次男に早速報告。
私 「あのね、スギ薬局で“再起動”って商品があったのよ!」
次男「ブーン? (パソコン再起同音の口真似)」
私 「おまえ、“スギ薬局”ってとこ聞き逃してるやろ。そこや、そこ。再起動するのは」
と、股間を指差すと彼も理解したようだ。

次男「それ、結構高いんだろうねぇ・・・」
私 「うん、一回分1カプセルで2980円。3カプセルで8800円。」
次男「うっわー!」
私 「それでな、ちょっと替え歌が浮かんだんだけど」
次男「どんなの?」
私 「(若者たちという歌の節で) 君は~やる~の~か~~ そんな~にして~まで~~」

ここで絶対笑いが取れると思ってたのにふっと彼は暗い目をしてつぶやいた。
「そない言うなよ。みんな悩んでるのに・・・」

な、なにがあったの息子よ・・・??

バネ指の原因 [薬剤師のつぶやき]

先週の火曜日くらいから、次男が「右手の親指が痛い。完全に曲がらない」と言っていた。「それ、バネ指かもね。木曜日なら塾がないから、整形外科行っておいで」と保険証とお金を持たせた。

帰宅後、「母者の見立て通りやった。バネ指だってさ」と報告。ほれみい、当たってただろーが!と反っくり返ってたら、次にあきれた台詞が・・・

「先生がね、勉強のしすぎだって」

受診した整形クリニックは、私の職場の隣にある。当然ほとんどの処方箋がうちの薬局に流れてくるし、院長先生は昼休みになるとちょくちょくこちらに遊びに来るのでよく知っている。気さくで、誰に対しても人あたりが丁寧で、患者の評判もいい。出してる薬のパターンも無駄が無く的確で、私自身も診てもらったことがあるけど、整形外科医としてもリウマチ専門医としてもなかなか研鑽を積んでると見た。おまけに、商売熱心でサービス精神旺盛。

私 「あほか、おまえ。それ、リップサービスや。お愛想にきまっとるわっ!」
次男「いやー、俺この頃前よりは勉強してるでしょ。成績もちょっとは上がったじゃん」
私 「まだまだ目標には足りとらん!どの面下げてぬけぬけと・・・」
次男「あ、でもクリニックの後で塾に行ったでしょ。先生達にそれ言ったら受けてたよぉ」
私 「・・・・・・・・・・・・・・・」

それ、受けてたんじゃねぇ。呆れた余りに笑いが出てしまっただけだ。翌日、職場で薬歴を検索・確認したら、投薬担当薬剤師(女性、20代半ば)にも同じことを言ってた様だ。どーせ携帯世代のあいつらのことだ。原因の大半は毎日打ちまくる長文メールに違いない。

なお、この話を電話で聞いた旦那(1浪ながら、旧帝大系国立大学法学部卒)は笑ってこう言った。

「じゃあ、俺は右手の指全部バネ指だな!」

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ポケットナイフはともかくも・・・ [薬剤師のつぶやき]


糸鋸ってのは一体誰の持ち物だったんだろう? もしかして、救出用の小道具かな。にしても、麻酔が使えて良かったですね。

一人でも多く生還できますように

お外のあれは営業用 [薬剤師のつぶやき]

旦那 「あのー、足の小指に水ぶくれができてるんだけど・・・」
私  「あ、靴擦れかな」
旦那 「うん。久しぶりにブーツはいたら肉刺ができたみたいで。どしたらいい?」
私  「ガスレンジでカッターの刃を炙って消毒するの。それで切って液だしちゃえばいい」

ふと見ると、炙ったカッターを持って旦那が立っている。

私  「何?」
旦那 「いやその、痛いから」
私  「まあ、神経通ってれば痛いわな」
旦那 「だから、やって」
私  「自分でやればいいじゃん。私、医者じゃないから人に刃物突き立てるのって加減がわかんないのよ」
旦那 「自分でやるのはどうも怖い」

仕方なく少し切って溜まった液を出してやる。すると今度は右手を差し出して

旦那 「化膿止め頂戴」
私  「あ、ごめん。切れてる。痛み止めならあるから、それ飲んでおいて」
旦那 「明日もらってきてよ、化膿止め」
私  「忙しい日だから時間があったらね」
旦那 「なんか冷たいなぁ。人の体だと思って」
私  「そりゃだって、自分の体じゃない。そもそも、来る患者全員の症状を全部わが身に置き換えてたら身がもたないでしょ」
旦那 「俺は家族じゃないかぁっ!」

いや何もそんな、必死で言わなくても・・・

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修学旅行準備 [薬剤師のつぶやき]

15日から一週間、次男がアメリカへ修学旅行へ行く。あれこれと薬を準備し、簡単な説明書を作って口頭で解説していたら、

「うーん、やっぱり“なんちゃって薬剤師”じゃなかったんだねぇ。こういう時は頼りになるよ」

どういう意味なのかよくわからんが、せっかくの海外旅行なので顔に傷を入れるのは我慢してやろうと思う、心優しい母であった。なお、持たせる薬は以下の通り。

...続きはこちら(^^)


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切れ味はいいみたいだけど・・・パーキンソン病治療薬リキップ [薬剤師のつぶやき]


確かに、統合失調症の陽性症状(幻覚とか妄想)は基底核や中脳辺縁系ニューロンのドパミン過剰によるもんだっていう仮説があるのよね。パーキンソン病の治療って、脳内の黒質・線条体系で相対的に減少したドパミンを補うのが最も効果的で、リキップもそれに近い作用をするようだから、この人の場合ドパミン過剰状態になってしまったのかもしれない。

ついでに言うと、ドパミンと覚醒剤は構造がそっくり。よって覚醒剤の中毒症状はドパミン作動性神経の興奮状態と似ている。ギンギンに頭が冴えまくってるというか、ハイテンションというべきか・・・これはシャブを大量に決め込んでしまった状況に近いとも言えるだろう。

だからといって、製薬会社まで訴えるというのはいかがなものか。この患者の場合妙に効きすぎてしまったようだが、裏を返せば結構切れ味鋭いお薬なんじゃないかとも思うのだ。おそらくは異変を訴えたであろう患者の言葉に耳を貸さなかった可能性のある医師の責任はともかくとして。

手術に使うメスとて、使う人間によっては凶器と化す。薬も同じこと。前にも書いたと思うが、副作用のない薬など存在しないしそんなもの効きもしない。なんとかとハサミは使いようである。
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身元を明かすのはマナー違反? [薬剤師のつぶやき]

医師、看護師、薬剤師、歯科医師、検査技師その他諸々・・・とにかく医療関係者とて人間であるからには病気もする。自分の知識の範囲内で手に負えないと判断すれば医療機関に出向くことになる。

その際、自分から積極的に職種を明かすタイプとそうでないタイプがいる。まあ、名乗らなくても話をしているうちにわかる場合もある。何気なく発するコメントに、専門知識がにじみ出てしまうこともままあり得るから。

で、私はというと自分から「薬剤師です」とは言わないことにしている。というのも、およそ四半世紀にわたる職歴において、そうやって名乗りやがる奴(一番出会う確率が多いのは看護師さんだが、調剤薬局に勤めていると圧倒的に数少ないはずの薬剤師もちょくちょくいる)に限ってろくな思い出がないのだ。

「私は○○○ですから、薬のことはわかってます!」・・・身も蓋もねーなぁ
「あ、点数加算の××はつけないで。断ってもいいんでしょ、それ」・・・そうだけどねぇ。いいじゃん、50点もないくらいなんだからさぁ。金額にしたら500円以下だし、おたくが払うのその三割じゃん。今時、薬価差益なんてほとんどないのよ、これくらい取らせてよぉ
「この抗生剤はセフェム系でしょ。ショックの可能性あるんじゃないの?確率は?」・・・そんなマニアックな話、家に帰って自分で調べろよ。そもそもペニシリン系に比べたら少ないことくらい、元製薬会社勤務のあんたなら知ってるでしょ!

・・・まあ、こんなのが一番多いパターンかな。要するに、知らないであれこれ言う素人さんに比べてかわいくないタイプが圧倒的に多いのだ。でも、職場でこの手の話をしたことはあまりなかった。ぶちぶち言うのも大人気ないかなぁと思ってたもので。そしたら、うちで一番若い薬剤師さん(25歳、新婚さん。旦那さんは同じ大学の同級生)が、

「あ、この間の土曜日にうちの旦那がお世話になりました」

などと言う。あれ、来たっけ?とパソコンで検索してみたら確かにいた。でも全然覚えがない。応対したのは私じゃなくて管理薬剤師のお兄さんだけど、それっぽい挨拶は誰にもしてなかったような気がする。すると、彼女は

「旦那も私と同じで、職種は言わないみたいなんですよ」
「あ、そうなんだ。私も言わないことにしてるんだ。なんだか、相手がやりにくいんじゃないかと思ってね」
「ですよねぇ。こっちも仕事なんだから、黙ってまずは聞いてくれって感じ」

同じ主義の人が世の中に二人もいてくれて少しうれしかった。
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